福井塾

合格に至る確かな歩みへと導く

高高(高松高校)生になられる皆さんへ

高校入試が終わったら
 入試が終われば入学式まではのんびりと過ごしたいと考えておられるかもしれません。高高では入学までにやっておくべき課題として春休みの宿題が課されるので、その課題が出されるまでは勉強もほどほどに中学最後の春休みを満喫しようと考えていることでしょう。

 確かにこの時期は、学校での勉強を離れた幅広い経験を積む絶好の機会だと言えます。受験勉強から離れて、自分の読みたい本を思いっきり読むのもよいでしょう。寝食を忘れるほどの深い読書経験は皆さんに思索と創造の糧を与えてくれます。そして何よりも若い頃の豊かな読書経験によって、皆さんは読書を生涯にわたる楽しみとすることができるようになるでしょう。

中学最後の春休み---この時期をどう過ごすか
 この時期は、読書だけでなく友達と存分に語り、また多くの人の様々な意見を聞くよい機会でもあるでしょう。高校に入学してもあっという間に1年は過ぎてしまいます。そして1年後には進むべき進路として文系か理系かを決めなければなりません。これは中学までにはなかった、高校生になって初めて経験する、そしてだれもが通過しなければならない「人生の選択の問題」の第一歩と言えるでしょう。ある人にとってはそれは既に答えの出ている何でもないことであるかも知れません。しかし1年後には、このことが頭を悩ます大きな問題となってくる人もいることでしょう。みずからが進むべき進路や将来の夢について友達と語り合ったり多くの人の様々な意見に触れることは、今後皆さんが進路の問題を考える上での大きな一助となるに違いありません。

 さらにこの時期に、自分のこれまでの歩みを振り返り、これから歩むべき道に思いを致し、いかなる高校生活を送るべきかについて改めて思いを巡らすとよいでしょう。これから高校生になろうとしている皆さんにとって大学受験はまだまだ先のように思われるかもしれませんが、高校での学習は皆さんの進路や夢を実現するうえで非常に重要なものとなります。